今日は、ぽかぽか日和のすっかり春の陽気でした。仲良しの社会保険労務士仲間からのお誘いで、熊本の先輩社会保険労務士の先生から「1on1ミーテングの基礎」と「部下面談」研修について5時間みっちりと学びました。部下を持つ上司にとって、部下と面談する目的は何でしょうか。仕事の進捗状況の確認や報告、会社からの要望などを伝えることが多いのかもしれません。「1on1ミーティング」の目的は、①部下との信頼関係づくり ②部下の成長を支援するための時間 です。よって、どのようなテーマを話すかは部下が決め、上司はテーマに沿ってコーチとして話を促していき、最終的には具体的行動に繋げていくという手法です。私は、キャリアコンサルタントとしてこれまでも1対1の面談の経験は多くあり、共通する部分があるなと感じたのと同時に、随分スタンスが違うなと感じる部分もありました。どちらが良い悪いではなくて、クライエントの課題によって、それぞれの要素を取り入れることで、もっと幅が広がる可能性があるという発見がありました。具体的な違いとして、キャリアコンサルティング（カウンセリング）では、クライエントの発する感情にフォーカスし、反射や言い換え等により内面にある気づきを促す、いかに信頼関係を築くかが基本だと私は考えてきたのですが、今回学んだものは、課題解決や目標達成という明確なゴールへ導くためのもので、「こうなりたい」「こんなことを達成したい」というクライエントにとっては大変有効な手法だと感じました。会社内の面談において、上司が話したいことだけで終わってしまう面談のやり方では面談する意味が全くありません。多分、話の中身の半分は聞き流れているかもしれません。1on1ミーティングの方法を身につけることで、より有意義な面談に変えることが出来るし、これからもっと勉強して広めたいと感じた1日でした。
